4月3日

# こういう書き出しをすると、日記のように見えますが・・・。

これを書いているのは、4月3日です。 ここでは、毎年4月3日が近づくと思い出す、とある会社の出来事についてお話しようかと思います。

入社して2年目になろうかという、平成8年3月。当時26歳でした。年齢は関係ないですけどね。(ウソつきは大学に5年在籍した後中退、そのあと専門学校に行っているので、入社が遅かったのです。)
確か当時はとある有名な鉄鋼製造会社S社のシステム開発子会社に派遣で行っていて、その中で京都府にあるニュータウン、「けいはんな」のビル入退室管理システムの開発をしていた時期だったと思います。
そのとき、ここに入ってきてすぐの時期に大いにお世話になったU課長が声をかけてきたので、少々話をしていました。
そのとき、U課長が、思いがけないことを言ったのです。
「そうそう、今度の4月3日は休みやからね。来なくて良いよ」
ちなみに、この年の4月3日は、水曜日。一般的な土日祝がお休みの会社なので、土日でも祝日でもない4月3日は休みになりえません。
そこで、ウソつきは聞き返しました。
「会社の創立記念日か何かなのですか?」
すると、U課長は、ちょっと言いにくそうにしながら、しかしはっきりと、想像もしていない台詞を口にしたのです。
「・・・じつは、うちの会社、4月3日は『お稲荷さん』で休みやねん」
「・・・は?」
そ、そういえば、社員通用門から入ってすぐ横には、稲荷天満宮の鳥居があったような・・・?
それにしても、マジですか?と思わず聞き返したくなるような答えでした。
そして、これは後から聞いた話で、本当にあったことなのかどうかも疑わしい話なのですが、中途入社して間もないとある課長さんが上司の部長に
「『お稲荷さん』とS社には、どういう関係があるのですか?」
と質問すると、その部長は、
「何だ、お前、そんなことも知らないのか」
と問い詰められ、それから『お稲荷さん』とS社の関係をとくとくと説明されたという逸話が実しやかにうわさされているのです。
しかし、それならU課長が言いにくくしていたのも納得がいきます。
そして、それを証明するかのように、3月も終わりになってくると、社員通用門から入ってすぐのところに紅白の幕が下げられ、パイプいすがずらりと並べられ、食堂には巨大モニターが設置される、といった具合に、着々と『お稲荷さん』の準備が進んでいったのです。

そして、これは4月3日とは関係ないことですが、確か、その年の9月のことだったかと思います。
そのとき、S社の工場内にある売店で買い物をしていたのですが、そのとき、大音響とともに大きな揺れを感じたのです。そのとき、多くの人が身を硬くしました。
「地震か??」
特に、前年に阪神大震災を経験したウソつきたちは、地震というものに敏感に反応していました。
しかし、その後帰宅のときに聞いたニュースによると、そのS社の工場内で、クレーンで持ち上げられた鉄製のパイプが落ちたものだそうです。しかも、それが全国ネットのニュースで流れていたのです。(この程度のニュースですから、当然なんですけどね。)
つまり、そのときの大音響と地震は、双方ともその「パイプ落下事故」によるものだったのです。
しかし、そのときの作業責任者の人は、何をやっていたのでしょうねぇ・・・?

あれからもう8年たち、色々な会社に派遣されていますが、今まであのような変わった休みを設けているところにお目にかかったことはありませんし、あのような変わった体験をしたこともありません。
皆さんは、そんな変わった会社をご存知ありませんか??


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