Der Kriegsroman

人はまだ居なかった。
神が人に崇められる前の、
神話世界が現実だった遠い過去……
一人の神、聖錫神“フレムデ”が罰を受けた。
己が力に奢ったためであった。
そして、フレムデは
人として永遠に生きねばならぬ定めを負う。
神が人を創り出した由縁がこれである。

この地シュテラール。
王国歴の252年に突如現れた勇者は
シュテラール滅亡の危機を救った後に去りゆく。
いまより158>年の昔のことである。

時に王国歴410年。
シュテラールは再び危機に瀕していた。
人々は勇者の再来を望んでいたが
その実現が迫っていることを知るものは少ない。

伝説の英雄リアン=フレムデ。
あまたの世界の旅を終え、今再びこの地に還りくる。
過去と同じ、総ての記憶を失った男が………

252リアン=フレムデ、ベゼドゥフトを斃し、王国を救う。
リアン=フレムデ、王国を去る。
253ステインローゼ、男児出産。ルシアスと命名。
258ステインローゼ、レートリヒIVとなる。
273ルシアス、レートリヒVとなる。
276皇太子ロトボーネ誕生。
288皇女ステインプリメル誕生。
292ステインローゼ逝去。享年57歳。
298ロトボーネ、レートリヒVIとなる。
305西方民族の襲来で当時の西国、ナビエ帝国滅亡。 シュテラール王国、異民族の襲来を押し戻す。 皇女ステインプリメル、呪詛により懐妊する。
306ステインプリメル、男児出産。 3日後、ステインプリメル自害する。
Leer(空白の42年)
348褐色の国王、レートリヒXII即位。 このころから異常気象が始まる。
371レートリヒXIII即位。
398レートリヒXIV即位。
409ガイストが再び地表を跋扈(ばっこ)しはじめる。
410Von jetzt nun an ………

252 リアン=フレムデ、ベゼドゥフトを斃し、王国を救う。
無限の力が渦巻く、カーオス。
ここで、人間の域を越えた二人の男、
リアン=フレムデベゼドゥフトが戦った。
勝利を収めたのは、リアン=フレムデ
ベゼドゥフトは、ナハフォルゲルに後を託し、この世から消滅した。

252 リアン=フレムデ、王国を去る。
リアン=フレムデベゼドゥフトと戦う為の旅で、
苦楽を共にした 一人の女性がいた。
その人の名はステインローゼ。時のシュテラール王国第二皇女その人である。
リアンフレムデは、ステインローゼに別れを告げ、
彼女の為にラングザームの世界を後にした。
これが、シュテラールに語り継がれた英雄譚である。

305 西方民族の襲来で当時の西国、ナビエ帝国滅亡。シュテラール王国、異民族の襲来を押し戻す。
シュテラールの西の大国であるナビエ帝国のさらに西の地から、異民族の軍団が押し寄せてきた。
ナビエ帝国はその猛攻に耐え切れず、ついに滅亡した。
彼らの次なる標的は、シュテラール王国。
彼らを迎え撃ったシュテラールの兵士たちは、その顔が黒いのを見て、大変驚いたという。
シュテラール王国は、苦戦を強いられた。
あちらこちらで敗北を繰り返し、ついに、シュテラールの町の郊外まで、敵は押し寄せてきた。
アマランスの花咲く、フィーデルの丘である。
しかし、ここに一つの厳命が届く。
「フィーデルの丘、および、アマランスの花を絶対死守せよ」
この命令を下したのは、時の近衛兵団長、グスタフ=シュトルムである。
この後、シュテラール兵はよく戦い、ついに敵を押し返した。
フィーデルの丘と アマランスの花は守られたのである。
不思議なことに、この後42年間の記録は、まったく残っていない。
これを知るのは、唯一、国王だけだという。

410 Von jetzt nun an ………
そして、今から…。
また物語が始まる…。


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