ティア・マナリス 作成秘話

現在とある掲示板で活躍中の「ティア・マナリス」。このキャラクターを作成、そして性格などを肉付けしていくときに、いろいろな考え、あるいは思い付きがありました。
ここでは、「ティア・マナリス」が出来上がるまでのいきさつを簡単に説明しましょう。

  1. 能力値について
  2. 通常、TRPGでは自分でダイス(サイコロ)を振って能力値などを決めます。しかし、今回の場合はゲームマスター(以下、GM)とプレイヤーが同じ場所にいないので、PCがいかさまで能力値を決めてもGMはそれと分かることができません。
    そこで、今回はプレイヤーがGMに対して希望種族を送ると、GMがそれに応じて能力値の候補を3つ送り、プレイヤーはその中の1つを選んでキャラクターを作るという手順で行われました。

    今回、ウソつきの心の中には(こともあろうに)ハーフエルフのか弱い女性キャラクター、そして彼女はエルフの母親が目の中に入れても痛くないくらいかわいがられていたキャラクターを作るというのがありました。ということなので、希望種族はハーフエルフ、そして出身はエルフということにしました。
    そこでGMから提示された能力値は以下のようなものでした。

    普通に、いいキャラクターを選択しようと思った場合、通常は「その1」を選ぶと思います。ウソつきも特にどのようなキャラクターを作るか決めていない場合は迷わずそうしていたでしょう。
    ところが。今回は上でも書きましたが、「か弱い女性」を作るということにしていたので、「その1」だとあまりに良すぎたのです。
    「その2」の場合、所持金の多さは正直言って魅力でした。
    しかし。今回のキャラクターを「エルフ出身」ということにしていたので、必ずシャーマン技能がついてきます。シャーマン技能を持つ者にとって、精神力の低さは後々大きなハンデとなってきます。
    翻って「その3」のキャラクターは。
    はっきり言って、全くぱっとしない能力値です。正確に言うと、ハーフエルフにしては不器用で鈍くて頭も良くなくて、しかし力は強く丈夫で精神的にもタフなキャラクターです。ある意味「人間的な能力値」なのですが。
    しかし、その「ぱっと来なさ」が気に入ったのです。
    あまり強くなく、かといってルーンマスターとしてもそこそこやっていける能力値、そこから「ティア・マナリス」が肉付けされて行ったのです。

  3. 第二の技能の謎
  4. 一番初めの冒険者技能として、ティアさんはシャーマンとファイターを取っていました。
    そこで疑問に思う人がいるかもしれません。
    「なぜファイター技能を取ったの?」
    これは、実はティアさんの生い立ちが絡んできているのです。
    ティアさんの生い立ちは、簡単に言うと以下のような感じになります。
    エルフの村で生まれる
    瀕死の重傷を受ける
    エルフの村を追われ、ミードの近くの森に移り住む
    近くの村のものに夜襲を受ける
    母親と生き別れになる
    そこで考えたのです。
    「ティアさんは、村人の夜襲からどのようにして逃れたの?」
    実際に村人に攻撃されたと決め付けたわけではないのですが、村人からの包囲網から逃れるには、接近戦の技能がないといけないのでは?と思ったのです。接近戦技能といえば、ファイター技能かシーフ技能。そしてティアさんにシーフ技能は似合わないと思ったので早々と切り捨てた結果、第二の技能はファイター技能ということになったのでした。
    でも、後から考えてみると、ファイター技能よりはレンジャー技能のほうがふさわしかったような気も・・・。

  5. 名前「ティア・マナリス」の由来
  6. 「『ティア』って、『涙』からとってきたの?」
    ティアさんのことを知っているTRPG仲間が、このように言ったことがありました。
    実は、これ、正解ではありません。本当のところ、意外なところからこの名前が引用されてきたのです。
    当時、平成14年4月のことですが、某家電メーカーのデジタルテレビシステムテスト部門で仕事をしていました。デジタルテレビは、一昔前のテレビとは違って、EPGだのデータ放送だのコピー制御だの、いろいろな要素が絡み合って一つの製品が出来上がっているのです。
    それらと同じような括りでいうB−CASに関連するところで、契約していないテレビ局の放送を見られなくする仕組み、または契約した上で別料金を払わないと見られない番組を見られなくする仕組みが存在します。
    前者のほうは、WOWOWやスカイパーフェクTV!などでおなじみですが、そうした契約のことを「ティア契約」といっていました。「ティア」の名は、実はここから取ってきているのです。英語的には、TearよりはむしろTierに近いのです。ただ、これは「タイアー」と読むような気がするのですが・・・。ちなみに、後者のほうの番組は「ペイ・パー・ビュー(PPV)」といわれます。
    なお、「マナリス」のほうは、ウソつきがひいきにしているプロ野球の球団「千葉ロッテマリーンズ」の「マリーンズ」をもじったものです。決して「マリナーズ」や「マーリンズ」をもとにしたものではありません。こちらのほうが語呂的に似ているから、そう思うかもしれませんね。どっちでもいいんですけどね・・・。

  7. 金とライトブラウンのメッシュヘアー
  8. TRPGのキャラクターにはあまり見かけないメッシュヘアー。実はこれもティアさんの過酷な幼少時代を演出するための設定なのです。
    最初、「不幸の象徴」を何にするのか決めていませんでした。
    そのとき、同じ職場の女性の髪に目が行きました。
    実は、光の加減の関係で、髪の色に濃淡があるように見えたのです。
    このとき、ティアさんの髪をメッシュにしようと心に決めました。
    エルフの髪は、ソードワールドでは金色や栗色、銀色ということになっています。ただ、通常はそれら単色の髪の色をしていることでしょう。ただでさえ排他的な環境下にあるエルフの村で、ハーフエルフ、しかも生まれつき髪の色が変わった娘がいたらどうなるのか・・・?きっとエルフは彼女のことを化け物か何かを見るような目で見るに違いない・・・。そんなわけで、ティアさんの髪はメッシュということになりました。
    なお、髪の色のうちの1色を金色にしたのは、母親の髪の色を想像したときこの色しか思いつかなかったからです。ライトブラウンのほうは・・・。たぶんヒントをもらった女性の髪がそんな色に見えたからなのでしょう・・・。
    そんなわけで、「奇異の象徴」としてあの髪の色にしたのですが、GMが文章中で「美しいメッシュヘア」と書いてくれると、正直うれしいです、本当に。

  9. 目の色について
  10. なぜティアさんの目はエメラルドグリーンなのか。
    それは緑がウソつきにとって好きな色だから。それだけです。

  11. ソーサラーに転向したわけ
  12. ティアさんを作ったときは、シャーマンに育て上げる予定だったのです。それがソーサラーに転向したのは、ちゃんとした理由があります。
    セッション開始当初、実は男性のエルフが2人いたのです。ソードワールドの場合、エルフのPCは必ずシャーマン技能を持っています。しかも2人ともシャーマンを中心に育てていくような雰囲気でした。まぁ、それは当然の成り行きなのですけどね。男性シャーマンは女性シャーマンよりも攻撃力が高いということもあり、またシャーマンが3人いてソーサラーがいないというのはいかにも問題だと思ったこともあり、そんなことがあってソーサラーに転向したのです。
    ただ、女性シャーマンを始めた以上、「ヒーリング」には拘りたいというのもありました。だからソーサラーを伸ばす一方でシャーマンも少しずつ伸ばすという気の遠くなるようなレベルアップ作業を行っているのです・・・。
    ちなみに、そのときのパーティー構成が、ちょっと歪でした。

    つまり、ソーサラーのほかにも、シーフがいなかったのです。
    その後オーランド・ウッドを担当されていたプレイヤーが、前回のセッションで使っていたキャラクター(ティモシー・エステヴェス = シーフ)にキャラクターを切り替えたので、シャーマン専属は一人になりました。こうして、バランスのいいパーティー構成になったのです。

  13. セージ技能4レベル?
  14. ティアさんのセージ技能、意外なことにこのパーティーの中では最高なのです。
    でも、なぜセージ技能を上げたのか?というのは、ごくごく単純な理由からなのです。
    ティアさんは以前にも書いたとおり、エルフの出身。よって、しゃべれる言語はエルフ語であり、一般住民の人間がしゃべる言葉は習得していませんでした。共通語はしゃべれるのですが、東方出身であるにも拘らずエルフ社会の出身であるため、東方語はしゃべれませんでした。というわけで、ソーサラー技能を修得したときに同時に取得したセージ技能で、東方語の会話を覚えました。その後東方語の読文も習得したのですが、母親の消息を追って西方に向かうことになったので、西方語の会話と読文も覚えることにしたのです。
    そして、平成16年1月時点で、ティアさんは「呪われた島」ロードスに行っています。今、真剣にロードス共通語の習得をどうしようか悩んでいます。
    有意義なセージ技能での言語の習得を、人間社会の言語だけに費やしてもいいものか?と考える今日この頃です。もしかしたら、バード技能に手を伸ばすかも??

To Be Continued...!
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